子どもの新学期が近づくと、制服、靴、通学用の衣類、学用品など、何かと出費が増えます。
こうした家計負担を軽くするため、アイルランドでは、子どもの学校生活に必要な衣類や靴の購入費を支援する制度が実施されています。
その制度が、Back to School Clothing and Footwear Allowanceです。
日本在住者がそのまま申請できる制度ではありませんが、海外ではこのような「新学期準備費用」を支える給付制度が整備されている事例があります。
アイルランド政府によると、2026年版は2026年6月3日に申請受付が開始され、申請期限は2026年9月30日です。
子ども1人あたり最大285ユーロを支給
この制度は、一定の条件を満たす子育て世帯に対して、学校に戻る時期の衣類・靴代を支援する一時金です。
2026年の支給額は以下の通りです。
| 子どもの年齢 | 支給額 |
|---|---|
| 2歳〜11歳 | 160ユーロ |
| 12歳〜22歳 | 285ユーロ |
2026年は、対象が2歳・3歳の子どもにも拡大されています。12歳以上の子どもについては、年齢や就学状況に応じて条件があります。特に18歳〜22歳の場合は、秋に中等教育へ戻ることなどが必要です。
1ユーロ=約185.93円で計算すると、160ユーロは約2万9,700円、285ユーロは約5万3,000円です。為替レートは日々変動するため、日本円換算額はあくまで目安です。
たとえば3人きょうだいなら約11万円超も
たとえば、対象となる小学生2人と中学生1人がいる家庭の場合、支給額は次のようになります。
160ユーロ × 2人 + 285ユーロ × 1人 = 605ユーロ
日本円にすると、概算で約11万2,000円です。
新学期前は、制服、靴、体操服、通学用バッグなどの出費が重なりやすい時期です。子どもの人数が多い家庭ほど、このような一時金の効果は大きくなります。
対象となる世帯は?
対象となるのは、アイルランド国内に居住し、一定の社会福祉給付を受けている家庭や、所得条件を満たす子育て世帯などです。
主な条件として、以下のような要件があります。
・対象となる社会保障給付を受けていること
・対象児童についてChild Support Paymentを受けていること
・世帯所得が一定の上限内であること
・申請者と対象児童がアイルランド国内に居住していること
制度は所得審査付きの一時金であり、誰でも一律にもらえるものではありません。
自動支給される家庭もある
この制度では、条件に該当する一部の家庭には自動的に支給されます。
アイルランド政府によると、2026年は10万9,000世帯超に対して、7月中旬の週に自動支給される予定です。通知はMyWelfareアカウントまたは郵送で行われます。
一方で、通知が届かない場合は、条件を満たしていても申請が必要になることがあります。過去に自動支給を受けたことがある家庭でも、2026年に通知が届かない場合は、改めて申請する必要があります。
申請はいつまで?
2026年版の申請期限は、2026年9月30日です。
オンライン申請はMyWelfareから行う形式で、申請には認証済みのMyGovIDアカウントが必要です。
期限を過ぎると申請できない可能性があるため、対象となる家庭は早めの確認が重要です。
日本在住者は申請できる?
この制度は、アイルランド国内の対象世帯向けの制度です。
そのため、日本に住んでいる人がそのまま申請できる給付金ではありません。
ただし、海外在住の日本人であっても、居住地、所得、在留状況、受給中の給付、子どもの年齢や就学状況などによって対象になる可能性は異なります。必ず現地政府の公式情報を確認してください。
まとめ
アイルランドのBack to School Clothing and Footwear Allowanceは、子どもの新学期準備にかかる衣類・靴代を支援する制度です。
2026年は、対象年齢が2歳・3歳にも広がり、支給額は子ども1人あたり160ユーロまたは285ユーロとなっています。
最大額を日本円に換算すると、子ども1人あたり約5.3万円。子どもが複数いる家庭では、まとまった支援額になる可能性があります。
日本の制度ではありませんが、物価高や教育費負担が続く中で、海外でも子育て世帯への支援が広がっていることがわかる事例です。

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