老後の生活を支える制度として、65歳以上で十分な収入や年金がない人に、毎月の現金を給付する仕組みがあります。2026年7月時点の金額では、月額7,257トルコリラ。円換算で約2万5,000円、年間では約30万円に相当します。
ただし、この制度はトルコ国内の低所得高齢者を対象とした公的支援です。日本の高齢者や、日本の年金受給者が申し込める制度ではありません。海外の高齢者支援として注目される内容ですが、対象条件は厳格です。

毎月約2万5,000円、年間では約30万円の支援
この給付は、年齢要件と所得要件を満たす高齢者に毎月支給されるものです。2026年7月以降の支給額は月額7,257.35トルコリラが目安となります。1トルコリラ約3.46円で換算すると、約2万5,000円です。
12カ月分を単純計算すると約30万1,000円となります。毎月の食費、光熱費、医療費、日用品などに充てられる継続的な現金支援であり、一時金とは異なる点が特徴です。
もっとも、海外制度の円換算額は為替で上下します。円安・円高によって日本円で見た金額は変わるため、「毎月2万5,000円」はあくまで2026年7月時点の参考値として捉える必要があります。
65歳になっただけでは受け取れない
対象となる主な条件は、65歳以上であることに加え、老齢年金などの社会保障給付を受けていないこと、世帯所得が一定の基準を下回ることです。本人だけではなく、配偶者を含む世帯の収入状況が審査される点にも注意が必要です。
2026年上半期に公表されていた目安では、本人と配偶者を含む世帯の1人あたり月収が9,358.50トルコリラ未満であることが基準の一つとされています。所得だけでなく、社会保険の加入・受給状況、資産、同居状況なども確認されるため、収入が低くても自動的に支給されるわけではありません。
また、制度上は現地で生活する対象者向けの仕組みであり、国籍や居住登録なども重要です。「海外にいる65歳以上なら誰でも受給できる制度」ではないことを押さえておきましょう。
申請先は地域の社会支援窓口
受給を希望する人は、居住地を管轄する社会扶助・連帯基金などの窓口で申請します。本人確認書類のほか、所得や資産、家族構成、社会保険の状況を確認できる情報の提出を求められる場合があります。
認定されれば、毎月の支給が始まります。一方で、収入が基準を上回った場合や、年金などの社会保障給付を受けることになった場合には、支給が停止・見直しとなる可能性があります。申請時だけでなく、受給後も状況の変化を正確に届け出ることが必要です。
日本からは申請できない
この制度は、日本の年金制度や生活保護とは別の、トルコの社会扶助制度です。日本在住者が日本の窓口で申請したり、日本の口座で受け取ったりすることはできません。
海外の給付金情報を見る際は、金額の大きさだけに注目せず、「どこの国の制度か」「現地居住が必要か」「国籍や社会保障の条件はあるか」を必ず確認しましょう。特にSNSなどで、海外の制度がまるで日本在住者も受け取れるかのように紹介されている場合は注意が必要です。
毎月給付だからこそ、対象条件の確認が重要
月額約2万5,000円、年間約30万円という金額は魅力的に映ります。しかし、継続給付である分、所得・年金・居住状況などの確認も厳格に行われます。制度の趣旨は、年金などの支えがなく、生活に困難を抱える現地の高齢者を支援することです。
海外制度を正しく理解するには、支給額だけでなく、対象者、申請先、継続条件、受給できないケースまで確認することが大切です。


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